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テロワール

シャンパーニュ地方

シャンパーニュ地方

シャンパーニュ地方はフランスの右上の方にある、ワイン生産地です。 この地方で造られたスパークリングワインのみが「シャンパーニュ」と名乗れるのはご存知のとおり。 しかし、一口に、「シャンパーニュ」と言ってもいいのでしょうか。

何故なら、シャンパーニュはボルドーよりは狭いですが、ブルゴーニュよりは広いのです。 そんな広い土地をひとまとめに「シャンパーニュ」とだけ言ってもい いのでしょうか?   シャンパーニュ地方には324の村があり、グラン・クリュに認定されているのはわずか17村、プルミエ・クリュでも40村です。 それだけ広いということは、地形にも差があり、エリアごと、村ごとは勿論、畑ごとに異なったテロワールがあるのです。 まさに、ブルゴーニュと同じです!

しかし今回は畑ごとの違いは置いておきまして、まず、シャンパーニュの3大テロワールを整理しましょう。

3大テロワール

わかりやすい覚え方を説明しましょう♪
シャンパーニュを造るのに、使用を認められているブドウ品種はたったの3種類。 シャルドネとピノ・ノワールとピノ・ムニエです。3大テロワールはそれぞれ、得意なブドウが違うのです。 だからブドウ品種とひっかけて覚えればとっても簡単に3大テロワールが覚えられちゃいます\(^o^)/

まずはピノ・ムニエ!

まずはピノ・ムニエ!

どうして一番地味な存在、ピノ・ムニエからなの、って?
理由は簡単。一番覚えやすいから~♪
ピノ・ムニエは他の二つの補助品種として使用されるために、 どうしても地位が下に見られがち。しかし、かのクリュッグでさえ毎年10%ほどは使用しているぐらい、優れた芳香性を持つのです。
そのピノ・ムニエが多く栽培されているのが、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ!
呪文チックな感じですが、「マルヌ川」の近くなのでヴァレ=渓谷、なんです。まあ、正確な名前なんて覚える必要はありません。 「川の近く」とだけ覚え てください。ここでどうしてピノ・ムニエなのか?川が近いということは湿度が高く、霜の害も受けやすいために、開花が遅くて収穫が早く、病害にも強い ピノ・ムニエが育てやすんです。

シャルドネは白い

シャルドネは白い

そして、シャルドネが得意な地域。ここはコート・デ・ブランというところ。訳すと「白い丘」です。
シャルドネは白ブドウだからそのまんま!はい、簡単。
 「チョーク層」という土壌が、ミネラルたっぷりのシャルドネを育てるのです。

残りはピノ・ノワール♪

ランスという、大きな町のまわりは、モンターニュ・ド・ランスといわれる地域です。
こちらは赤ブドウのピノ・ノワールの栽培が盛んです。

整理すると

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ(川) = ピノ・ムニエ
コート・デ・ブラン(白) = シャルドネ
モンターニュ・ド・ランス = ピノ・ノワール

てな感じ。ほーら簡単でしょ?で、だんだん疲れてきました?
はい、ではあとは、この地域のシャンパーニュを飲んでみましょう。シャルドネとピ ノ・ノワール。これらを飲み比べてみると、驚くほど違いがわかります!!

ピノ・ムニエ代表

エリティエ・ユジェーヌ・プリュドーム エクストラ・ブリュット NV (ムニエ100%)

ドサージュわずか3グラム(/リットル)。ほとんどブリュット・ゼロに近いエクストラ・ブリュット、ムニエ100%!!
セロスの信頼もあついミニョンはビオディナミ栽培で、脇役的存在であったムニエ種100%で他のブドウ品種にも匹敵する高品質のシャンパーニュを造り出しました!

ピノ・ノワール代表

ミッシェル・アルノー・エ・フィス グラン・クリュ ブリュット・トラディッション NV

大人気のブラン・ド・ノワール! 酸がきれいに感じられつつも、ふくらみもあります。 ゆっくり飲んでいくとどんどん果実のボリューム感を増していきます! 素晴らしいブラン・ド・ノワールとして非常に人気が高い1本です。 柔らかくも深い味わいは、ピノ・ノワールのポテンシャルの高さをしっかりと感じさせます。

シャルドネ代表

ドメーヌ・ギィ・シャルルマーニュ グラン・クリュ レゼルヴ・ブラン・ド・ブラン NV

シャルドネ100%。 「サロンよりもメニル・シュル・オジェの個性をを表している」と評判の高い、素晴らしいRMシャンパーニュ! 越した酸とミネラルから至上のエレガンスを表現しています。 りんごのようなフルーツと、焼く直前の食パンのような香りがして、酸はとがらずに心地良い酸で、柔らかくありながらキレ味も見事。 温度が少し上がるとふくよかさも出てきてイキイキとした味わいがよりはっきり感じられます。

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